テーマ:文学

(540)令和で想う万葉集

新元号が令和と決まった。安倍首相の談話について同じ想いであり、日本人の心に染み入るところがある。 万葉集についてはそんなにというか、あまり知らないでいるが、少し齧ったところで、和歌では最も親しみやすく共感を覚える。平安時代以降の洗練された和歌の数々、確かに良いものが数多くあるけれどれど、それらは貴族や武士という限られた階層の人たちのも…
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(341)「海賊とよばれた男」を読んで

百田尚樹さんの「海賊とよばれた男」を読んだ。図書館に貸しだしを申請していたら、下巻が先に来た。係りの人の話では上巻の私の順番は192番目ということであった。どうしますかと問われて下巻から読むことにした。読み終えて幾日が過ぎた昨日、妻が友人から上巻を借りて来た。わたしが先に読むことにした。お蔭で逆様ではあるけど上下読み終えた。 郷里の先…
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(333)小説「abさんご」の読後感

文章というものはコミュニケーションのツールであり、実社会では如何に相手にこちらの意向や要件を正しく伝えるか、所謂達意の文章が求められる。その上、我々が身を置いていたビジネスの社会では尚且より簡潔にということも常に求められていた。 前回の芥川賞の黒田夏子さんの「abさんご」を読んだ。年齢的にも近い。学年で云えば1年下の人であり、どんな小…
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(331)朝井リョウ「何者」の読後感

図書館に予約していた前回の直木賞の朝井リョウの「何者」がやっと届き、それでもなにやかやとあってなかなか読めず返却期日が迫っていたので、先程、暑い中急いで読みきった。平成生まれの初めての受賞者。小説家としてのすごい素質を感じさせる。これだけ流れるように小説が、この若さで書けるとは。多作の小説家になるのではなかろうか。情景の描写も本筋と巧く…
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(327)記憶遺産「御堂関白記」の想い出

新聞によると、ユネスコの国際諮問委員会は国宝の「慶長遣欧使節関係資料」と藤原道長の「御堂関白記」などをユネスコの記憶遺産に指定したそうである。前者については特別な感慨も持ってないが、後者については、昨年の陽明文庫展で実物を見ることができた。言うまでもなく道長の自筆の日記である。中でも、娘の中宮彰子が後の後一条天皇、敦成親王の出産をしたと…
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(260)今年の芥川賞と直木賞の受賞作を読んで

オランダとベルギーの旅から帰ってみると、3月に貸し出し申請をしていた図書が用意できたのメールが入っていた。今年の芥川賞受賞作の田中信弥さんの「共喰い」と直木賞の葉室麟さんの「蜩の記」の二冊である。芥川賞と直木賞の受賞作を一緒に読むのは初めてである。田中さんは下関、葉室さんは小倉と、些か縁のあるところ人でもあり、田中氏は妙な話題も提供して…
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(235)十二単

平安期の女流文学を読んでいるところに、巧い具合に、近隣の大学の博物館で十二単やそれ以前の女性の衣装結髪についての講演と実演があって、聴きに行った。楽しかった。女流文学には女性であるが故に衣装に関する記述が多く見られる。そんなことでグットタイミングで鑑賞できて幸いであった。衣装は「時代祭」の祭具であるということであった。    …
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(234)すこし春あるここちこそすれ

一面の雪景色の出石に出張して、良い具合に晴天で、円山川や田圃の中の小川の流れに何処となく春を想わせるものを感じながら、列車で帰路に付いた。車中で持参した「枕草子」をひろげていたら、”すこし春あるここちこそすれ”の上の句を作れといわれたという記述が目に入った。車中のつれづれに挑戦してみた    雪景色流るる瀬音色めいて すこし春ある…
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(233)平安時代の三才女(紫式部、和泉式部、清少納言)

こんな呼び方正しいのかどうか知らないけど、紫式部、和泉式部、清少納言。それぞれの源氏物語、紫式部日記、和泉式部日記、枕草子と書き物があり、これをを読んでみた。いや、枕草子はまだ読み終わってはいない。また、読んだといっても、現代語訳に助けられてのもので、原文はむしろ見ただけという方が正しいか判らない。 源氏物語を原文(といってもいろ…
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(193)新しい本

もう4月も下旬だというのに、今年は寒い。暖房器がとっくにお蔵入りのはずが、まだ、現役で日々稼働中である。 3月までは、仕事やその他のお世話役などのまあお遊びが重なり、分刻みのような毎日の過ごし方であったが、21年間存続させた会社の整理も終わり、一方のアルバイのような仕事も端境期に入り、念願の自由のある時間が持てるようになった。本が読め…
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(152)「折りたく柴の記」を読んで

日経新聞朝刊の小説に釣られて、新井白石の『折りたく柴の記』を読んでみた。と言っても時間もないので桑原武夫氏の訳本である。図書館で借りて、時間切れで「下」の部分は飛ばし読みであった。白石の江戸幕府に対する貢献度については良く判ったが、そのことは、つんどくした私が今更述べることもないだろう。私が感じたことは、時代や形態はことなるものの、30…
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(68)土左日記の読後感

2007/11/08 14:08作成分再掲載 土佐日記を先日読み終えた。拙い読解力でどれだけ理解できたか判らないけど、以後、紀貫之はどのような気持ちや意図でこれを書いたのだろうかと時々想う。その前に、当時の土佐は如何に地の果てであり、遠流の地であるのかということである。京に戻るのに3ヶ月を要する遠い遠いところであった。特に、現在の高…
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(56)山頭火の句についての寸評

2007/08/13 11:54作成分再掲載 先日、図書館に行って種田山頭火の句集を借りてきた。借りて十分見るまも なく返却期限が来てしまった。返し際に好きな句をいくつか書き写してみた。      分け入っても分け入っても青い山      うしろすがたのしぐれてゆくか      鉄鉢の中へも霰      茶の花ちるば…
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